知的財産の証券化 (Securitization of I.P.)

知的財産の証券化

知財に関して大学時代にゼミでやってた頃、「プロパテント」「アンチパテント」という20年周期の流れ、つまりアメリカ特有の<定常波>的な周期関数に基づく時代のシフトのことばかり考えていて、2005年あたりから「アンチパテントに近づく」のではないか、と思っていたわけだけど・・・。

この問題はもう少し深く掘り下げると面白いと思う。

もしかすると、「知的財産の証券化」というのが、結構キーポイントになるかもしれない。

・・いや、要は・・知的財産権証券化スキームが高度になっていけば、知財の「ライセンシー」が証券化された財産を逆に利用して(投資家役にもなるなり)財務諸表改善を図ることが可能となることも大いに考えられるわけで。とすると、アンチパテントの流れと言うよりは「知財の(財産的)共有化」というムーブメントに近づくのではないかな、と。とすると、単純なサイン/コサインカーブな時代の<波>を考えるよりは、「ボラティリティ・クラスタリング(Volatility clustering)」な状態を呈するようになるのかな、と。

さらに言えば、知財が、$CASH$ の点で「独占的」立場を確保するためにあったのが一気に $CASH$ 面でも(利益を得る権利というのが)「共有化」される、という点で、「独占禁止」(アンチパテント)<->「特許・知財」(プロパテント)という<対立の構図>が崩れるのではないか、という事でもあるわけなんだが。パラダイムシフトだな。
より一歩前進させるなら、さらに知財の「スワッピング」とか「仕組んだり」して、財務改善を可能とさせるスキームがあり得るかもしれない。(少なくとも、かなりリスクをコントロールできるようになるはずだし。優先・劣後構造を組み入れて更に「自社買い」「ネッティング」とかって使えないかな?)

コーポレート・ブランドの証券化(流動化)のスキームで、実現されているのにはどんなのがあるんだろう。僕個人はこっちも結構楽しいだろうな、と思ってたりするんだが。

関係ないが、
アメリカ式の歴史:「定常波」
日本式の歴史:「ボラティリティ・クラスタリング」
なような気がしてならない。
アメリカは、「極端」を積み重ねて周期的に歴史を動かすが、日本は「安定」(つまり小さい変動)状態はずっと安定するが60年とか70年に一度の「激震」(大きな変動:クラスタ部分)に突き動かされる、という歴史である、と。

うぅむ。面白い。

P.S. あ、こんなのがあった。
John S. Hillery(2004)
“Securitization of Intellectual Property: Recent Trends from the United States”

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