IMHO: japanese developers in open source

そういえば、こんなのを去年書いた事があった。埃をかぶってたが(笑)。引用は、ステファノ氏の質問。なんか、もうひとりのボードメンバ(Apache XML なほうのオランダ人の彼 – Dirk Willem van Gulik)がやけに関心をもっていたといってた。

> Let me ask you something: a few years ago, the ASF members had a
> discussion about the fact that despise the good english and technical
> skills, there were no many active japanese developers in open source.
> Somebody identified the problem in the japanese culture that makes it
> hard for a person to stand up in front of somebody who he recognizes as
> a higher ranked person and just plain say what he says.
>
> it goes along with your question on what makes lurkers speak up.
>
> What is your vision on this? I’m very interested in hearing from a
> japanese directly.

で、以下が僕の回答

IMHO,

  1. Most of the Japanese men/women had been taught that “Stand out from the crowd and you just invite trouble for yourself.”, so they tend to lose their motivation to get involved in the opensource communities actively.
  2. Most of the Japanese men/women feel their English skills are very poor. This is due to the “bad” English educations in the junior-high and high school. Especially, (me too) they are not getting used to the spoken English. (But, in my opinion, English used by the Japanese are relatively correct in grammatical) Japanese guys had been measured by the grammatical accuracies in their “TESTS”.
  3. Japanese companies do not encourage their employees to get involved into the opensource communities (Intellectual properties issues etc.). Just use the products produced by the opensource communities.
  4. They tend to do for theirselves. Not in dev communities. And they form the users’ communities. I know a lot of “free software”s which once were developed by the indivisuals and they deserve to be known more openly, widely. The Mail Client (Becky! 2), my favorite, is one of them. (Now this is distributed by a company .. http://www.rimarts.co.jp/)
  5. They are too busy for getting the money in order to live in the high-level, expensive land prices (Japan), therefore they do not have much time to get involved in the opensource communities actively.
  6. Most of them are too shy (disposition) to communicate with the guys in foreign countries. If they have come to think the “barriar” was actually too low, I am sure they might participate willingly.

Are these above answered to your questions?

Sincerely,

Tetsuya.

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実は、そのあと

「Plus: Japanese companies use the method of scoring by deducting points not by adding points, when judging the successors and measuring the employees’ wages. This is a big problem that the Japan-Society has. (Probably this is one of the problems which can be spotlighted when talking about the japanese developers in opensource projects」

と私がかいたもんだから大変驚いていたようでした。減点主義の話ですネー。

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(上にはかなりの勘違いとかが含まれてるよなあ、と後になって思うわけだが(^_^))

でも。こんなんよりももっと重要な「何故少ないか」の理由があったりしたんだよな。

日本人は、「Political Games」をあまり好まない。海外には好むものがとりあえず多い・・この違い。voting なんて所詮ゲーム。かけひき。

例えば、こういうプレイをする事が可能(オレは実際にその現場で貶められた事があるんで、かなりきつめに文句を言った)。

 

    1. XXの議題につき Europeans でチームを組む

 

    1. 日本人(や韓国・中国・オーストラリア etc.)やアメリカ人が「休んでいる」時間(時差に注意)に、口をあわせていっせいにメーリングリストに「vote」を流す。しかも、Closed Mailinglistで秘密裡に行ってみようとする

 

    1. 5 – 10 minutes で 3 つの +1 VOTE 票を集める(周囲には、「おお、このVOTEは正しい」と思わせるわけだな … 3 – 4 人の賛成がある状態で「-1」を言うのは勇気がいる事だから・・・囚人のぢれんま)

 

    1. XXの実行にうつす

 

こんなの、オンラインだったら簡単な芸よ。秘密裡のIRCと組み合わせればもっと効率的かな。Closed Mailing Lists が多くなれば多くなるほど、こういった「Political Games」はおこりやすい。

日本人は基本的にアカラサマなことはしたがらない。これが、日本人が出れない最大の理由では、という気がする。こういうゲームは嫌いだろうから(勿論、「組織」や「グループ」という庇護がある時は日本人のほうがえげつなかったりするが(^_^))。ま、確かに、なんでもかんでも「自己主張」しなければならない世の中ってのも<守るべき社会なのかなぁ?>とふと思ってしまうな。ほんと、「卑猥」以外の何者でもない劣悪な行為ぢゃ。
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Votingにせよ何にせよ、人間のつくるルールなんてのに完璧なのはないわけで。時代・場所軸に対し相対的なんだな、善悪の価値なんていうのは。

ま。コミュニティもたまに(結構)暴走する事があるわけで。そんなのを見てしまうと、「独裁型」が悪い、などとは一概に言えない。というよりも、まあメタに物事をながめれば、「どちらが優越する」と主張する事自体極めておろかなように思うな。所詮どっちもどっち。オープンソース型とプロプライエタリ型の優位性について語られる事が多いわけだが、ま、この2つは「対極」なもんであって<中間>がベストだったりはするんだが・・定常波の+1/-1だな・・・それとおんなじだよ、結局は。アンチパテントもプロパテントもいいわけじゃあない、結局は中道が一番いいわけだが、それだと「エネルギー」が生じないから極端を二つ並べたほうが「動く」という<<<だけ>>>。

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ま、オレもとどのつまりはNegotiationがへたくそだった、ということだな。

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後に、
「Fuck! You are touching a nerve here! The opensource world works *exactly* the opposite: you *earn* points when you make mistakes and you publicly apologize. (because we know you will make mistakes, otherwise how do you learn?) This “covering my ass to show I don’t make mistakes” attitude is strongly disliked in healthy communities. if the japanese society works the other way around, it will be impossible for them to earn points because they will do everything to prevent them to show the mistakes they make. Which will result in being ignored, another thing that would scare them away because they don’t know that teh values are reversed! Wow, I have to take notes on this. This is really important.」
と、彼は僕の「日本は減点式」という言葉に呼応して反応したわけだが。僕は彼の言葉を信じたわけなんだよなー(涙)。

日本人同士とかで「つるむ」事ができるようになれば、「政治ゲーム」に勝てるようになるかもね。エゲツナイけど、それが正道かな。・・・日本人が国際社会で活躍できない理由・・・ここらへんに集約されているような気がします。国連にせよ、なんにせよ。早く常任理事国になったほうが良いJ。

ビデオゲームを作るのは得意でも、ゲームに勝つ事が得意ではない、決められたルール内でゲームする事を楽しめない、といったところだろうか。僕も考えてみれば結構「石橋をたたいて」的にやってしまった側面が強い。「Closed Mailing List である members@apache のアーカイブがみられることになるけど、apmail 権限くれるの?」なんてブライアン氏に聞くべきじゃなかった。「やっぱさっきのofferは無かった事にしてくれ」って言われたわけだしなぁ~。彼が、「Tetsuyaはqmailのことを理解していると思うからapmail権限はどう?」とオファーをくれた時に、「sure」と言うべきだったんだよ、ルールの<瑕疵>なんて無視して・・・・今更ながら、「石橋をたたかなければよかった」と強く後悔。「ルールの瑕疵 (concealed defects in the rules of the GAMEs) はしらんぷりしとけ」が鉄則だな・・・(でも、OSS Products の瑕疵には PATCH をあてろ? …. 抱腹絶倒系な矛盾だな(^_^))・・・人生の良い教訓だze、ちくしょう

Five countries send 99 percent of spam

http://news.com.com/2100-1024-5253411.html

The analysis also brought to the fore the fact that most spam is written in English, with only 5.77 percent in other languages.

This tells us that the current mail server settings in apache.org (blocking mails written in multi-byte chars) would be utterly nonsense.

パブリック・リレーション

> * The Board approved the formation of the Public Relations Committee
> (PRC). This new committee replaces the Fundraising Committee and also
> rolls in the responsibility and management of our press activities,
> public relations, and management of our web sites. The intent is to
> present a coherent message to the press, our sponsors, and all
> interested parties.

というようなメッセージがあぱっちのボードから来てた。

いつのまにやら、PRCの設立が決まったらしい。ま、ここら辺は去年の10月・11月頃「Apache Newsletterを管轄するPMCはど–するのー?」と「法に適った質問」をした事があったのがおよそのきっかけであったわけで(元々ApacheNewsletterは「例外(exception)」措置であったわけだが。例外をずっとほおって置くのも良くない — 2・3回の実験の後に「形式化」するために必要なことなのだ — to pave the road for the guys to follow after)。
ひと悶着あって(要はインフラチームの暴走だな。語れば長くなるな。OSS<コミュニティ>って高尚にいっても所詮 Political Games なんだろ–よ。下らん。)、「インフラチームが使う脳は左脳辺縁系で、コミュニケーションやPR関連は右脳辺縁系であり・・後者は別立てした方が良い」といった事までわざわざ書いたりして。たはは…戯れもいいとこだな。

・・・で、ステファノ氏がボードに入ったあたりから、こういった「柔らか頭」なところが充実してきたように見える。さすがだ、ステファノ。 — Bravo

慎重に慎重を重ねすぎて、後々の事を考えすぎたような気がする。通常の外人のように「刹那」な decision を積み上げる方式を重視してもよかったかもしれないな。(それにしても、IT系の外人の仕事は本当に「刹那」なやり方が多い。おっと、余談だ。)。自分てば(今まで30年間ずっと)自分でおのれの墓穴を掘ってるよなっ(かなしー -_-;)。ま、たまにゃあ埋まってみるのも悪くないか。。。

ま。彼らがどれほど「Public Relations」を実践できるか、期待してみよう。<committers.AT.apache>とかを活用して、「内部とのCommunications」をしっかり取れるようにすれば、必ずうまく行くと思うよ … って。。。やばやば。善意で書こうとすると、「The road to Hell is paved with good intentions.」になってしまうかもしれない。(^_^)

== 地獄への道は善意の石畳で舗装されている 《いくら善意があっても実行しなければやはりその人は地獄へ落ちる》 == いや、実行しても地獄に落ちる事はあるさ。 ==

SpamAssassin and Mail Server

先日、ASFのBoardのうちの一人がSpamAssassinの「Apache Incubator からの脱却」と「TopLevelへの移行」の事をgeneral@incubator で書いてたのもあったんで、ちょっと書き換えてapachenews.org記事を書いてみたわけだが。早速、internetnews.com が取り上げたらしい。

原文に、

> The Apache Software Foundation is taking the spam fight to a new level
> — literally — with the promotion of its Spam Assassin project to
> top-level status.

とあったわけで、まあこれは正しいわけだけど、internetnews.com を引用した日本語訳@ITmedia が

> Apache Software Foundation(ASF)がスパム対策の取り組みを強化、
> 「Spam Assassin」プロジェクトの優先度をトップレベルに引き上げた。

としてました。

まあ、「トップレベルプロジェクト」(TLP)というのがどういうものかを知らなければ支離滅裂な翻訳になっちゃうわけで … apache.org 内で、サブドメインを持つプロジェクト(あるいは、独自のPMC機構をもつ … 運用上は「あるいは」というより「かつ」なんだけど、今現在進行中のApache XML FEDERATION への移行の関連上、インフラが今後どうなるか、といったところで解釈の違いが生じてくるかもしれない)をTLPと言うわけで。で、法的にも、TLPのPMC(Project Management Committee:プロジェクト管理委員会)が「プロダクトのリリース」をするわけだ。だから、例えばこないだで言えば、「Apache Jakarta Project、Apache James v2.2.0 をリリース」てのは間違いで「Apache James Project (PMC)、Apache James v2.2.0 をリリース」が実は正しい(英語の”on behalf of” をうまく使える人はここらへんの「法的関係」の概念とか理解しやすいかもしれない)。SpamAssassinも、「Apache SpamAssassin Project (PMC)、SpamAssassin version 3.0 をリリース」というのも来月あたりお目見えするでしょう。あ、そうそう。もうひとつ例を挙げれば、「Jakarta Commons Net」は、「Apache Jakarta」がTopLevelで、「Jakarta Commons」 がサブプロジェクト名、「Commons Net」は サブ・サブプロジェクト名(でもあり、プロダクト名でもある)、てな具合。URLがhttp://jakarta.apache.org/commons/net/ であることにも注目。

それにしても、内部事情を知っているだけに、「スパム対策の取り組みを強化」っていう表現にはちょっと笑ってしまうけど。ま、前に「Perl正規表現」使ってMIMEエンコードなサブジェクト(日本語・韓国語・中国語・ロシア語)をはじく方法を教えてあげた事はあったけど、あのサーバのデフォルト設定にしちゃったもんだから俺のApache.orgアドレスに日本語サブジェクトなメールが来なくなったんだよな(いや、厳密に言うと、そのフィルタをすりぬける方法は存在するわけで。MLで言えばfreeml系はNGでyahoogroups.jp系はOK。)・・spam としてメールをはじいて送信者に送り返すようになった(その設定の方がよっぽどスパムな気がするが….たはは ^^;)。。。サーバに重要な変更があったら「連絡」くらいすりゃあいいのに(何のためのcommitters@ リストなんだか、って感じ)・・更に悪い事に、偶然にも僕がインターネットにアクセスしてなかった(2週間ほど完全にアクセスしなかった)5/28あたりから突然メールサーバの設定を変えたらしい。IBM dW-Japan Newsletterメール(@日本語)が来なくなってた(^_^)のとatmarkITメールが来なくなってたので判明したわけだが。

「大部分のapache.orgメーリングリストで、マルチバイトなメールが来ることは想定しにくいから、メーリングリストの設定に措いてはデフォルトではじいたほうが良いよ」とは言った事があるけどさ(あ、あの「うぃるすぱむ」なのがはじめて登場した頃だから去年8月)。でも、httpd にもドイツ語なリストがあるように、日本語・韓国語・中国語・ロシア語のリストだってつくれる(ニーズがあってもおかしくない)わけなんだから、そういったメーリングリスト用に「例外」は準備してもいいよね、とは言っといたわけだ。勿論、committerの中にもマルチバイトな連中は(かなりマイナーだけど)いる事はいるわけだし、彼らのコミュニケーションはデフォルトでマルチバイトだろう、というのもすぐ理解できるだろうに。理路整然とそう伝えても理解できないのであれば、理解しうる人間に権限を与える、という事をやると少しはまともになるかもしれない(去年、PoorなAirH”@32kbps環境だったのもあって、メールサーバの運用やってみる?とBrian氏に言われたときにためらっちゃったんだよなあ・・・今思えば、あれが大失敗な「選択」だったな・・あの選択を間違わなければ今頃は … alas)。

ま。ともあれ、SpamAssassinが今後マルチバイトにどう対応していくか、注目。マルチバイトを完璧に理解する人間が一人か二人いるだけで、かなり違うような気はするな・・運用にしても開発にしても。

Japanized Axis Website

(I am not subscribing to the general@ws list right now. I’ve read the archives via eyebrowse@nagoya, though — so, I will comment on them from this blog)

I think Japanized Axis website seems very good (Excellent work, toshi). Perhaps it would be a very nice idea for us to ask the infrastructure team to create “jp” unix group and “jp” user. Those who have access rights will be able to put translated pages into … i.e. /home/jp/public_html/axis/ …. thus, people can view japanized site via http://ws.apache.org/~jp/axis/.

This is one of my ideas. Cheers,

Cross-Pollination issue, again

Cross-Pollination issue, again

去年の今ごろだったかな。ASFの(この前就任)Board でもあるステファノ氏が某所で「ASFのメンバーシップには<Cross-Pollination>の精神が大事」とかそういったような事をばりばりっと書いてた(イタリア人なのによく英語書けるよなぁと感心した(^_^))。
まあ、Newsletterにせよapachenews.orgにせよ、実は彼の言っていたこの「Cross-Pollination」を<正に>具体化するためのものだったわけだけど。・・・オレは彼の言う事を信じたのになあ、ちくしょう(涙)。

まあ、Apacheもあれだけプロジェクトが多くなると、誰が誰だかさっぱりわからない状態だろうし(Committerは800人くらいいる)、情報も分散しがち(ENGLISH-NATIVEにすらわからないものを(^_^)、何故にJapaneseがわかるんかいな?って感じだな。ぼそぼそっ。)だなあ、というのもあったんで、中央集権に出来るだけならないようなスタイルで情報を<コレクト>する手法を模索してたわけだ。

・・でも、正直言えば、こういうのってやっぱり<最初の>強い「イニシアティブ」がなければ無理だな、って思う。あ、勿論、<”vote, vote なんでも vote” 的 な>「コミュニティ」が良くないといってるわけでもないし、アンディ(やマーク=フルリ)のような「独裁的」なのが良いといっているわけでもないわけで。。。。要はバランスの問題だな。

話は戻って。

Apache Jakarta にせよ Apache XML にせよ、「情報交流」がしっかり出来るスペースさえ確保できるんであれば、分解して <federative> にしてもよいなあ、とは思ってたんだよね・・。情報がスムーズに流れる事は大事なので(例えば、Apache James が Jakartaのトップからリンクされてないと、多分見に行く人はいないだろうなあ、とか。(^_^))、そうした設計は意図的にやらなければならないと思うわけだが。
こういうのは、jakarta.apache.org の TOP のアクセス数や http://www.apache.org の TOP のアクセス数(実は若干前者の方が多かったりする。1.3 – 1.5 倍くらいかな)・・あるいは配置、マーケティング手法等踏まえて出来る限り「開発者のメリットにもなる」方法を提示できれば面白いなあ、と思うんだけど。どんどん分断されていくとちょっと悲しいよネ。

・・でも、内心、「何故もっと<アナウンスメント>を有効活用しないのかなあ?」と不思議でしょうがないのも事実。例えば、ちょっと前の(今も若干そうか?(^_^))BSFのように開発者が少ないところであれば、「開発者募集」をannouncement@jakartaとかgeneral@jakarta に流す、とかネ。www.apache.org のトップページを利用するとか。もっと「アピール」したらどうかな?と思うわけだ。これこそ、「Cross-Pollination」のうまいやり方だと思うわけで・・・(committers@ を使うとか。この前XMLBeansBEA以外のCommitter募集してたときなんかは「なんでcommitters@ つかって募集しないのかなあ?」と思ったものだ。)。と、日本語で書いてみたところで、Apache.orgのメンバーな人間が見るわけでもないか・・・英語で書くのも面倒だな・・・誰か、「日本語」<->「英語」の「Cross-Pollination」やってみます?(^_^)

知的財産の証券化 (Securitization of I.P.)

知的財産の証券化

知財に関して大学時代にゼミでやってた頃、「プロパテント」「アンチパテント」という20年周期の流れ、つまりアメリカ特有の<定常波>的な周期関数に基づく時代のシフトのことばかり考えていて、2005年あたりから「アンチパテントに近づく」のではないか、と思っていたわけだけど・・・。

この問題はもう少し深く掘り下げると面白いと思う。

もしかすると、「知的財産の証券化」というのが、結構キーポイントになるかもしれない。

・・いや、要は・・知的財産権証券化スキームが高度になっていけば、知財の「ライセンシー」が証券化された財産を逆に利用して(投資家役にもなるなり)財務諸表改善を図ることが可能となることも大いに考えられるわけで。とすると、アンチパテントの流れと言うよりは「知財の(財産的)共有化」というムーブメントに近づくのではないかな、と。とすると、単純なサイン/コサインカーブな時代の<波>を考えるよりは、「ボラティリティ・クラスタリング(Volatility clustering)」な状態を呈するようになるのかな、と。

さらに言えば、知財が、$CASH$ の点で「独占的」立場を確保するためにあったのが一気に $CASH$ 面でも(利益を得る権利というのが)「共有化」される、という点で、「独占禁止」(アンチパテント)<->「特許・知財」(プロパテント)という<対立の構図>が崩れるのではないか、という事でもあるわけなんだが。パラダイムシフトだな。
より一歩前進させるなら、さらに知財の「スワッピング」とか「仕組んだり」して、財務改善を可能とさせるスキームがあり得るかもしれない。(少なくとも、かなりリスクをコントロールできるようになるはずだし。優先・劣後構造を組み入れて更に「自社買い」「ネッティング」とかって使えないかな?)

コーポレート・ブランドの証券化(流動化)のスキームで、実現されているのにはどんなのがあるんだろう。僕個人はこっちも結構楽しいだろうな、と思ってたりするんだが。

関係ないが、
アメリカ式の歴史:「定常波」
日本式の歴史:「ボラティリティ・クラスタリング」
なような気がしてならない。
アメリカは、「極端」を積み重ねて周期的に歴史を動かすが、日本は「安定」(つまり小さい変動)状態はずっと安定するが60年とか70年に一度の「激震」(大きな変動:クラスタ部分)に突き動かされる、という歴史である、と。

うぅむ。面白い。

P.S. あ、こんなのがあった。
John S. Hillery(2004)
“Securitization of Intellectual Property: Recent Trends from the United States”

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